JOYの韓国ドラマ手帖★無料動画

無料で観た韓国ドラマ動画の記録帳

韓国映画「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」人ひとりの不運vs国家・国民という構図が代弁するもの

映画「お嬢さん」も「コクソン」も感想が書けていないのだけど

結論、あの2作品は私に感想が書けるほどの胆力がないので

そのうちに... ということにして

今日は先日観てきたこちら「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」の

メモや感想を簡単に書き残しておこうと思います。

 

f:id:hatsu82:20170609023252j:plain

 

まあ、前からあれこれ情報は読んでいたので

この映画が

【セウォル号の経験も経た韓国から出てくる、

ある意味いかにも現代韓国らしい作品だ】

というマスコミ評をそのまま持参で鑑賞に臨んだけど、

それはまったくそのとおりだったかなと思う。

 

ただ、驚くべきは

想像していたよりもはるかに【重くない映画だった】こと。

後味すっきり。

 

いつもだったら、帰り道も何か引きずっているような

韓国映画ってそういう余韻を残す作品が多いのだけど、

今回に限っては

映画館を出た次の瞬間から現実に戻ったな~

全く違うことを考えながら帰りました^^;

 

f:id:hatsu82:20170609142125j:plain

 

いや、これ悪い意味ではなく

この映画のすごいところだと思います。

 

不思議よね、なぜだろう?

一人の人間の命がかかった

壮絶な生還劇だったことに間違いはないのに。

 

ということで、ここから先は

解説系サイトさんを参照しつつ、気になったことをメモ。

シネマコリアさん

namu.wikiさん

 

●監督キム・ソンフン、

前作はイ・ソンギュンの「最後まで行く」なんだよね。

あれ個人的には超~待ってたんだけど、いつ上陸した?

わたしはいつミスったのか、未だよく分からないまま

どうやら上映終わってるらしいと今日に至りますが、

まあその監督の次回作なら観ておくかという感じでした。

ちなみにnamuさん情報で今回初めて知ったんだけど、

ハ・ジョンウの本名はキム・ソンフンなんだって!

へーーー

 

●日本で起きた笹子トンネル事故も参考にされてるだろうことは

観ていてもよく分かるのですが、基本的には

なぜ事故が起きたのかとか、どうやって救出したのかとか

そういったことを詳しく解説したい映画ではないことも同時に分かりました。

完全なるヒューマン・ドラマだね。

 

●わたしはまだ観てないけれど

ハ・ジョンウの別映画「テロ、ライブ」を見てる人だと

あの映画を彷彿とさせるものがあるみたいだね。

<リアルタイムに電話で繋がる>って構図が似てるらしい。

まあ、あちらはテロ容疑者と繋がるので、ストーリーは

この映画とは違うらしいけど。

ハ・ジョンウ × オ・ダルスで映画「暗殺」を思い出す方も多いことでしょう。

 

●もうね、時代を感じずにいられないのが

「そんじゃま、ドローンでも飛ばしてみますか」

みたいな!

あの一斉にドローンがトンネルに向かうシーンは

なんかもう私笑わずにはいられなかったというか。

もうねーーー 

時代ですねーーー

シネマコリアさんも書いてますが、この映画

本当にどこからどこまでがCGで、どこまでがセットで

どこまでジョンウさんがリアルに挟まってるのか

判別がつかんっちゅうのwww

f:id:hatsu82:20170609141615j:plain

実際はこんなかんじらしい

映画作ってくださる方、本当にリスペクトします・・・

 

●個人的に高く評価したいのは、唯一「ミナ」という

別の生存者と出会うあたりにやや複線ストーリーが出来たものの

それも一時的で、ほぼ話が一直線だったこと。

あちこちに話が飛ばない物語の構図が良かったと思う。

f:id:hatsu82:20170609134237j:plain

わたしねー

映画の最中にこの女優さん特定できなかったんですよ

「うわ、知ってる顔だけど誰だ?」って。

調べてみたら、ナム・ジヒョンちゃんだった~!

ドラマ「善徳女王」のトンマンだね^^ 

 

●namuさん情報によると、これって原作は小説らしく

小説のほうだと「ミナ」は出てこないんだって。

ちなみにケーキも食べきらないらしい。

 

●私はむしろあのケーキを食べきってしまったワンコが

この映画で意図した役割は大きいと思っていて、

事故に起こりうる『想定外』をこの映画では

何かと隣でちょこまかする犬にしてみたといったところでしょうが、

f:id:hatsu82:20170609135022j:plain

不思議とこの映画が終始一貫して重たくならないのは

やはりこのワンコと

コミック・リリーフ力を遺憾なく発揮したオ・ダルスさん!

この2人の(いや、正確には一人と一匹なんだけど)

キャラ設定が絶妙だな~と。

f:id:hatsu82:20170609140833j:plain

 

●というより、全員もうほんとうに役割が明確で

被害者ハ・ジョンウ、奥さんペ・ドゥナ、救命士オ・ダルス

メインキャストそれぞれの立場がみせる3人のコントラストは

ストーリーを追いかける上での見どころ。

もうひとつ「1:大多数」というコントラストも随所に描き出し

ここに鑑賞者が社会風刺的なメッセージを感じるよう

これもかなり意図してつくってましたね。

例えば

たった一人の被害者の命

この世に一人しかいない奥さんという立場

たった一人、生存を最後まで信じた人

 

こういった一人の対極には大勢

この大勢は国家とか国民レベルで

一人の人間が対峙するにはとてつもなく得体の知れない塊りにしか映らない

そんな塊りを圧として感じるこの空気は一体何なんだという・・・

 

●その得体の知れない塊りに対し

最後親指を立てて反撃、

一瞬にして一同( ゚д゚)ポカーン となるあの救出劇ラスト!

 

●個人的にはものすごく良かったなー

ペ・ドゥナちゃん!

f:id:hatsu82:20170609140008j:plain

『夫の無事を信じて生還を待つ奥さん』というのは

映画の設定ではよくある役柄だと思うんだけど、

久しぶりに生還を待つ夫人カテゴリーで群を抜いて良かったな。

 

本来比較するような話ではないということを前置きに

敢て話に出すなら、例えば映画「ヒマラヤ」

あの映画で夫の生還を待つ奥さんは

私も大好きなチョン・ユミちゃんでしたが、

悲壮感を漂わせたらドゥナ/ユミのどちらがハマるかって話なのです。

 

ほんと人間の個性って侮れないなと最近つくづく思うのだけど

演技力の以前に、その人にしっくりくる光のようなもので

逆にユミちゃんに似合う役柄はドゥナちゃんではないでしょうね、

もうこれはどちらがいいという話ではなく。

 

●韓国の方にも色々な考え・見方があると思うので

わたしが詳しく洞察できるものではありませんが、

まあキム・ヘスクさんあたりの役柄は

薄っすら元大統領なんかに重ね合わせてみてる人は多いかと感じながら

映画を観てましたが、ビンゴだね。

そのあたりのこと、namuさんのところでも触れられてますね。

 

個人的にはnamuさんのその記載下のリンク

翻訳機越しにみるとこう訳されておりますが

⇒関連リンク:映画「トンネル」がセウォル号事件を思いださせる理由

このリンクポチっと押すと飛ぶ、この動画が気になる。

ハングルが読める方は翻訳ボタンでどうぞ


터널이 세월호 사건을 생각나게 하는 이유 [ 영화 속 심리학 ] by 마인드스파이

 

わたしもいよいよ本当に韓国語やらないとだめだなー

こういう本当に知りたい情報が理解しきれない不便さに

最近ちょっと行き詰りを感じております。

(来年とか言ってる段階でまだ逃げ腰か^^;)

 

まあ話を戻し、シネマコリアさんのレビュータイトルにもあるとおり

「災害をユーモアで描いた中にある、監督の怒り」

これが感じられる映画ながら

後味ずっしりと重たくなるような映画ではないので

是非多くの方に観て、感じてもらいたい一作だなと思います。

 

それにしても、これは道路交通系だけど

9月には鉄道交通系のあれがいよいよ来るね

新感染 ファイナル・エクスプレス

(どうもこのタイトルが個人的にはいまひとつ・・・

韓国語タイトル「釜山行き」のままでよかったのに TT)

交通がマヒするというテーマでは似たようなものが続きますな